それは、地球の資源を守り、地球環境を良くするために私の家で行っている小さな行事です。その小さな行事とは、トイレの水を節約するためにタンクの中に入れているプラスチックのボトルを替えることです。
私の家のトイレのタンクには、十二リットルの水が入ります。今から四年前、小学六年生のお姉さんが地球環境のことを考えるために部屋中のムダな電気を消したり、風呂のシャワーの水を節約したりしていました。
そして、お姉さんが実行した中で一番おもしろいのが、トイレのタンクにプラスチックのボトルを入れて流れる量を節約していたことです。今までは、毎年お姉さんがプラスチックのボトルを替えていましたが、今年からは私がすることになりました。
中学一年のお兄さんに手伝ってもらいトイレのタンクに入れてあるボトルを新しいのに取り替えました。
二リットルのプラスチックのボトルが二本入っているので、十二リットルのタンクには八リットルの水しか入りません。
大の方を使用する時には、本当は十二リットルの水が流れるのに、ボトルを置いているので八リットルの水しか流れないようにしています。小の方を使用する時には六リットルの水が流れるようになっています。
私たちの家族全員で一日あたり、約100リットルの水を節約しています。それを、これまで四年間も実行していたのです。
家族みんなで節約した分のお金で両親から図書券をもらいそれで私は本を買っています。
風呂でシャワーを使う時には、タイマーをつけてダラダラお湯を流さないようにしています。歯をみがく時や顔を洗う時には、水道の水を止めるようにしています。
日本中のみんなが一日、一分シャワーのお湯を減らすだけで、一年間で九十万トンの二酸化炭素を減らすことができます。
地球の温暖化を防ぐために、私の家では私たちができる小さなことから始めています。
私は、トイレのタンクの水を節約していることはふだん気がつきません。
節約しているために入れているタンクのプラスチックを取り替えるころになって、始めて水を節約していたことに気がつくのです。
知らず知らずのうちに地球環境を良くすることに役立っていたのです。炊飯ジャーの保温を止めたり、テレビを見る時には、何台ものテレビをつけないで家族みんなで、一緒に見るようにしています。これからも地球環境と温暖化のことを考えながら自分の家で出来る小さなことを続けていきたいと思います。
2002年 地球こどもクラブ賞(小学生部門)
宮城県 小学校5年 木村友里恵