東京都
新宿区立市谷小学校6年生
福島 龍之介/Ryunosuke Fukushima
ぼくのやっている「私たちに出来ること」は「生き物を大切にすること」です。
ぼくの家は東京の真ん中、新宿区にあります。まわりは低いビルがたくさんあります。新宿ぎょえんという、自然のたくさんある大きな公園はありますが自然の少ない所です。ぼくは大通りぞいでマンションがたくさんある中の小さな一軒家に住んでいます。でも、ひいおばあちゃんが住んでいたころから小さな庭があります。その庭には池があって、春にはシジョウカラがツツジにいる毛虫を食べにやってきます。今年の春は、はじめて池で水遊びをするメジロとヒヨドリを見ました。メジロはモミジの落ち葉がたまった浅い所でつがいでやさしく入っていました。ヒヨドリは池のふちの石に乗って深い所に何度も出入りしました。夏になると、池のヤゴがトンボに羽化し、多くの虫を食べにスズメやカラスなどの鳥がやってきます。
池にはびっくりすることがたくさんあります。ぼくは三年生の時、家の中でメダカを飼っていた事があります。その時は、水草が少なかったり水がにごったりすると死んでしまうことがありました。そこでメダカを二つのグループに分けて、一つのグループは水そうへ、もう一つのグループは池へ入れてみました。しばらくすると池のメダカは動きが速く、水そうのメダカはふとっていて動きがおそくなっていきました。池のメダカが速いのはメダカのエサが関係していると考えられます。池のメダカのエサは動物プランクトンでいつも動いているエサを追うから速いのだと思いました。池をみると、小さなプランクトンが動いています。池のメダカはエサをやらなくてもそういうプランクトンを食べているようでした。三年生の時プレゼントされたけんび鏡で池の水を見てみるとその小さなプランクトンはミジンコだと分かりました。びっくりしたのはその水の中には目に見えないたくさんのプランクトンが生きていることです。び生物の本に、細きん類がフンを食べそれを原生動物が食べる小さな生態系ピラミッドがあると書いてありました。ぼくの庭、池には多様なつながりがありました。
五月二日、大ほ乳類展へ行き、生き物と環境の関係や、進化について見てきました。いろいろな生き物はつながってかかわって生きます。しかし、人間が環境を変えてしまったために絶滅危ぐ種がふえています。守るために天災や人災から守り進化をストップさせないで保護する事が大切です。今すぐは僕たちにはむずかしいですが、できることは、「生き物を大切にすること」だと思います。観察したり、育てていることで、自然を
理解する気持ちが生まれ、守ろうと思うようになると思います。ぼくも庭の手入れをしたり、観察していきたいと思っています。