西暦2×××年に動物達が人類の破壊に対してこれ以上我慢できなくなった為、ついに人類に招聘の手紙を出した。彼らは、人と動物が地球に関する保護会議を開こうと呼びかけたのだ。人間は代表を1名派遣することになった。会議は環境保護をテーマにして自由発表という方法となる。
駱駝兄さんが先に発言することになる。彼はポケットから原稿を取り出して大きな声で言った、「私は砂漠について話したいと思う。数ヶ月前に私は飼主の依頼で砂漠を越えて品物を運びに出かけていた。以前にも行ったことがあるが、水をいっぱい飲み、餌をたくさん食えば目的に着く時には私の背中のこぶに携帯していく食品がまたあるはずだ。しかし、今回はいつもと同じようにいっぱい食べたり飲んだりして出発したのにもかかわらず、こぶに携帯していた食品がもうないのに目の前は依然として茫々たる砂漠が映っていた。以前なら既に着いたはずなのにどうして今日はなかなか目的に着かないかと私は不思議に思った。道を間違えたと思いながら地図と羅針盤を出して確認して見ると、間違っていないので私は続けて歩き出した。すると<弾丸が尽き、食料も絶たれる>状態になってもなかなか目的に着けなかった。結局、歯を食いしばってがんばって最後に品物を目的地に届けた時には意識がもうろうとした。」駱駝兄さんは間をとって他のメンバと視線を交換しながら続けて話した。私が眼を覚ました時、飼主の友人は「土地が凄く砂漠化したから昔住んでいた処は既に草も木も生えなくなって暮らすことができないので引越しするしかなかった。恐らく今後は更に遠いところへ・・・」と言ってくれた。私は「何で?何かいい方法はないの。」と言った。彼は「効果のよい方法はないのだ」と答えた。従って私はよい方法を考えた。具体的には、人間に頼んで砂漠の周りに日照りに強い植物を作り、砂漠をオアシスにする。作ったオアシスで砂漠を包囲し、次第に砂漠の範囲を縮小させる。ただし砂漠を全部埋めないで下さい。なぜなら砂漠は砂漠の用途があるからだ。昔のような大きさに戻せばよい。その場にいるメンバーはみんな賛成だった。
続いては魚類の代表の発言だった。ここ数年、海洋汚染も著しく上昇している。生活汚水やゴミが直接に海に流されている他、大面積に海を埋めて土地を作っている。そのため私たちの生活範囲が縮小された。それに近海で大量に水産物を取ったりして我々は次第に海洋植物が豊富な大陸棚を離れざるをえなかった。それでも人間はまだ止めないのだ。彼らは深海に沢山の船を出して深海でも珍しい魚介類を食用にし、薬を制作し、大いに海洋生態のバランスを破壊している。だからわれわれ魚類は共に検討して人間に呼びかけをすることにした。我々に対する漁を減らす上で生存環境を与えて我々を繁殖、生息できるようにしてから計画的に漁をするべきだ。これは正しい方法だと言った。全てのメンバーが彼の発言に拍手をした。
その後、小鳥が大気を保護する重要性を強調する。自然界の火山や森林火災などによる大気汚染は避けられないけれども人間による大気汚染が避けられるものを指摘した。人間による工業生産と交通運輸での大気汚染が非常に酷いので無鉛ガソリンやフロンガス使用ナシの冷蔵庫などを普及すべきだ。更に森林資源を守る要求を出した。森林に対する盲目的な伐採に対して制限をし、周期的な伐採するべきだ。そして使い捨ての割り箸を禁止すべきだと思った。
最後は人類代表の発言。彼は、「皆さんのご意見はみな正しいと思う。私達は確かに非常に残念なことをした。皆さんのことを考慮せずに我々もかなりの辛い目に遭った。地球温暖化や砂嵐、酸性雨等などの環境問題は私たちに直接の経済損失をもたらすにもかかわらず大きく私たちの健康ないし生命までもが脅かされている。これからは手を取りあって、この生存に欠かせない故郷を救いましょう。」と言った。会場では割れるような拍手の音がした。
光陰は矢の如し、瞬く間に数年経った。みんなの努力で地球は次第に昔のような活気溢れる若々しい姿が再び現われた。依然としてそれは宇宙の中で最も輝かしい珠であり、宇宙にいる全ての生物が憧れる揺りかごだ。地球人の顔には微笑みが現われていた。
中国 北京第55中学校2年 何 広志