2006年度特別賞(小学生部門)〜僕は、僕の青い惑星を愛している

僕は、とても美しい青い惑星に住んでいる。そこには、木、川、山、森、動物、雪、そして大きな、とっても広い海がある。ところが、今はちょっと病気にかかっているようだ。なぜならば、ここに住む僕たちがあまり気にかけていないからだ。なぜだかわかるかい? なぜならば、動物をつかまえ、彼らをサーカスや動物園に持っていく人や、彼らをペットとして飼う人、森を切り倒し、僕の青い地球を丸裸にしたり、動物からすみかを奪ったり、そして僕たちに必要なきれいな空気を奪っている人がたくさんいるからだ。たくさんの船は海に燃料をまき散らし、それが原因で魚、鳥、カメ、アシカ、海イグアナたちが汚れ、害され、そして死んでいく。

僕が住んでいるところでは、船が横転し、海にたくさんの燃料をまき散らしたことがある。たくさんの人が心配をした。そして、毎朝毎晩まき散らされた燃料をとめるための活動をした。そのまままき散らされた燃料は海流とともに広がっていった。そして、多くの動物たちが死んだ。

僕の青い惑星には、もうたくさんのゴミを収容しきれなくなっている。それにみかかわらず人々は消費を続け、無駄にし、捨て続けている。僕の住んでいるところでも、漁師が漁に使う網を海に放置したままにした日があった。僕が友達と海水浴に行ったとき、僕たちはカツオドリとペンギンがその網にひっかかり、溺れているのをみた。僕はとてもつらかった。

他の街に旅行に行ったときのことだった。僕は貧しい人々をたくさん見た。子供たちが物乞いをし、そしてゴミだめのなかに住んでいた。僕は、両親に「彼らはどうして食べるものがないの?」と質問した。僕の両親は「私達の国はとても自然資源が豊富だけど、”国の統治者”と呼ばれている大人たちがこの豊かな自然資源を有効に使うことを知らないため、豊かであるにもかかわらず、こうして貧しい人々がいるのだ」といった。

僕は、魚がいない川、動物がいない森、汚染された海、囲いの中にいる動物などを見たことがある。それでも、僕は僕の青い惑星に住むことが好きだ。僕は、この惑星に住んでいる人たちが、僕たちの家が危険におかされているということ、そしてこの家が壊されてしまったら、僕たちには生活するための別の青い惑星を持っていないということに、もうすぐ気づくだろうと信じている。

僕は、僕たち子供たちが国の将来だということを聞いたことがある。しかし、「全てを壊し続けているならば、いったい大人たちは僕たちにどんな国を残すつもりなのだろうか?」子どもたちは、生活、きれいな空気、生きている海、そして豊かな土地を持つ権利がある。

僕は、僕たちの青い惑星を守るために、皆が一緒になってほしい。惑星を癒さなければならない、愛を与えなければならない、そして平和を与えなければならない。「君、僕と一緒に青い惑星を保護していかないか?」

2006年 特別賞(小学生部門)
ガラパゴス諸島 小学校3年 エミリオ・セバスチャン・ロドリゲス・ルイス