2006年度特別賞(小学生部門)〜ガラパゴス、私が住んでいる島

私の国エクアドルの本土から1000キロ、太平洋の上に私の住む諸島がある。ここには、あまりたくさんの人は住んでいない。彼らはとても良い人たちだ。でも、彼らは街に住んでいるように生活することを願っている。彼らは私達がこの惑星の最後のパラダイスのうちの1つに住んでいるということをわかっていない。

イサベラ島、ガラパゴスで一番大きな島(私が住んでいる島を人々はこのように呼ぶ)、この島には大きな動物が住んでいる。しわくちゃで、背中に自分の家を背負っているような動物だ。それはゾウガメたちだ。昔は、たくさんの場所にゾウガメが住んでいた。その頃は、島には人間が住んでいなかった。動物と、固有種とよばれる私が住む島だけに生息する植物だけが島に存在していた。

しかし、誰かがこの諸島を発見した。そしてそれからたくさんの人がこの島々を知るために来ることを望んだ。はじめに、海賊や捕鯨者たちが来た。彼らは、数百、数千以上のゾウガメを連れ去った。なぜならば、彼らによるとゾウガメは美味しいうえに、水や食料をあまり必要としなかったので、生きたまま長く一緒にいることができ、食料として食べることができたからだ。彼らは長い航海に中でも新鮮な肉を食べることができた。

次に、最初の植民者(開拓者)が到着した。彼らもまた、多くのゾウガメを食料とし、食べた。こうして、たくさん生息していたゾウガメが今では少しだけになってしまった。ところで、最初にこの諸島に来た人々が、牛、ヤギ、ネズミ、ロバ、豚などをつれてきたということを知っていますか?そして、彼らが今では、ゾウガメたちや私の住んでいる島固有の動物たちの天敵になっているのです。

それから、他の場所と比べると島の人口はそんなに多くありません。しかしながら、少数でも、ガラパゴスをどのように、守っていくかということで、大人たちの意見はまとまりません。市長、県知事、省庁はいつもけんかばかりして、同じ目的をもっていません。彼らはあまり深く考えずに行動をします。そして彼らは行動は私の住んでいる島を壊してしまうこともあります。

ガラパゴスはたくさんの問題を抱えています。例えば、たくさんの観光客が訪れます。たくさんの船も来ます。漁師は魚をたくさんとります。サメまでもつってしまいます。動物や、外来種と一緒にたくさんの荷物もきます。人々は規則を守らず、そしてあたかも街に住んでいるかのように全てのものを持ちたがります。これらが私を悩ませている原因です。アシカ、ゾウガメ、海鳥、イグアナのことを考えてしまいます。なぜならば、私達が彼らの場所を横取りし、私達の行動が彼らに多くの問題を引き起こしている原因となっているからです。

しかしながら、私達子供達は、これを変えるために一生懸命努力をしています。私達は人々に住む諸島を保護すること、そして私達の将来に責任を持つことをお願いしています。「彼らは私達にいったい何をのこしてくれるのでしょうか?」「何もない海?」「植物がそだたない土地?」それとも「汚くて息をすることもできない空気?」

私達ガラパゴスの子供たちは、ゾウガメ、アシカ、ペンギン、カツオドリ、海イグアナ、陸イグアナ、そしてすべての島の固有動物が生息し続けることを望んでいます。そしてクラブをつくりました。私達がおいしい空気を吸うことができる森であり、石油やゴミで汚染されていない海であり続けてほしいです。私達はこの世界で1つしかない島、ガラパゴス諸島、つまり私の島に住み続けたいです。

2006年 特別賞(小学生部門)
ガラパゴス諸島 小学校2年 ダニエラ・アレハンドラ・チャベス・ベリス