「慈善は自分の家から、」これはお母さんと一緒にいると良く耳にする言葉です。お母さんは子供の僕にでも環境をきれいにするように、健康的にしておくのが僕の義務だと言っています。学校においても、講演でも、映画館でも、お母さんは僕にゴミ箱の置いてあるところを指さすことを決して忘れません。僕をさらに他の人が捨てた紙くずやペットボトルや紙袋を拾いにいかせ、ゴミ箱に入れるようにさせるんです。
ゆっくりとだったが、でも確実に10歳の僕でも、僕たちのような子供はこの偉大な地球の未来の市民だということを知っています。僕たちは、この神からの偉大な贈り物を大事にし、世話をし、育てていくという大きな責任を肩にせおっているのです。子供として、この地球の市民として、僕の方針は、子供たちに地球を抱擁させることです。ということは、僕はもちろん友達も、皆地球を救う活動に参加させることです。私たちの地球がもう一度元気になるように手助けすることです。地球に尊敬を示すことです。それは家族でするのがベストです。
僕は地域の子供グループに入って一つのゲームに参加しています。これは、それぞれが亀忍者になって、近所の木々や周りの見守りをします。僕たちは緑色小隊です。そしてポイ捨てされているごみがないか、黙って木を切ったりしていないか、他にも法律が破られていないかを見張ります。僕たちは、学校や他のイベントに車でつれていってもらわないようにと、歩いていったり、自転車に乗っていくように、また時には大きいお兄さんたちと一緒にバスや電車に乗っていくように勧めています。
近所の樹木を見張るグループもあります。このグループは近所の木々がちゃんと手入れをされているかをチェックします。結局、これらの木々がクリーンな空気の一番のもとになるわけですから。ですからそれを守る必要があるわけです。
僕は大体動物にはよくしています、特に迷い子や年老いた動物にやさしいんです。動物の世話をよくしているお母さんに頼んで、そういう動物にご飯をあげます。僕たち家族はベジタリアンです。SPCAとかPETAのような動物愛護団体を応援しています。友達と一緒になって、動物を虐待するサーカスに行くことをボイコットしています。実際、僕のお母さんは他のお母さんたちと一緒にワイルドライフ・クラブを組織しました。僕たち子供たちも定期的に自然キャンプに参加します。自然や野生の動物を扱っている雑誌も読んでいます。小さい時から物事に繊細であることは、僕たちの地球に優しく出来るもう一つ別の方法です。学校から帰ってくると毎日、バルコニーのプラントに水筒の水をまきます。お弁当箱の残りのパンくずを取り出して鳥にやります。充電式の電池は環境のために良いので僕のおもちゃやゲームはみな充電式の電池を使っています。
学校でリユース、リサイクルのことを沢山聞いたので、美術の時間は使用済みの物を使うことにしています。分解できないということを最近習ったのでポリ製品などを使わないように特別の注意を払っています。
最近友達と一緒に家でごみの分別を学びました。それは手がちょっと汚れるので、ガーデニング用の手袋をはめてします。やってみてびっくりしたのは、町のゴミ収集車にこんなにたくさん何でも出していたのかということでした。
僕たちは子供です、見たことから学びます。例えばお母さんの方針で、つねにゴミ箱を見つけることを、どうやって見つけたらよいかを僕に教えました。そのうちにこれが近所の人たちやクラスメートたちにも広まることを期待して。
一度見ても忘れます。また聞いたら、今度は覚えます。そうして学んでいきます。地球を大事にしていく必要があるのならば、僕たちは地球を愛し、大事にし、守る必要があります。僕たちのゴールは「牛の目」です。集中的に見る円い目は考え直すこと、リユース、リサイクルのシンボルです。
僕たちが生存していける、その源になっているものをどんどん削りとっていくことをやめましょう、母なる地球を滅ぼすことをやめましょう。自分たちが座っている幹を切り倒すことなんてしないでしょう。地球の周りを飾るきれいな空を地球に戻してあげましょう。新鮮で、汚れていない空気を。そしてきれいな青い水に戻しましょう。結局、僕たちは地球の将来の市民なんですから。
2006年 特別賞(小学生部門)
インド 小学校5年 アルジュン・クマール