2008年度高円宮賞(中学生部門)〜僕たちの責任

今年の冬はよく雪が降り、とても寒い日が続いた厳しい冬でした。ところが、僕は寒いのが大嫌いだというのに突然家のエアコンが壊れてしまいました。購入してから十年もたつ古いエアコンだったので、買い換えを考えましたが、家の近くで新しく電気店が春にオープンする予定だったので、開店セールで安く買える日までなんとか乗り切ろうと家族で話し合い、なるべく快適に過ごすためにできる限りの工夫をしてみました。まず、去年までの冬の過ごし方ですがエアコンとホットカーペット、加湿器を使っての暖房でした。今年はより暖かく感じる下着を着て、下半身を暖かくすると体全体も暖かく感じるということで、中綿のズボンを購入しました。すると、ホットカーペットも温度を一番高くせずにすみました。加湿器も今年は設定を弱にし、一晩中つけていたのを、入り切りのタイマーを入れることにしました。寝る時も湯たんぽを入れると快適に眠ることができました。去年までは電気アンカを入れていたのですが、湯たんぽにするとなぜか肌がかさかさせず、 アトピーにもよかったような気がします。朝になって冷えた湯たんぽのお湯は加湿器の水に使いました。母は昼間、一人で家にいる時は湯たんぽをひざの上にのせ、ひざかけをしているととても暖かく快適だったと言っていました。それと、家族三人がリビングで過ごすことにしました。僕が食卓で勉強をしている間、両親は新聞を読んだり、読書をして過ごせば、テレビを見ることもないし照明器もひとつつけるだけで済みます。リビングは南向きなので昼間は部屋の半分まで太陽の光が差し込み、暖房をつけなくても結構暖かく過ごすことができました。電気代ですが、暖冬だった去年は12,000円位かかっていましたが、今年は8,000円に減らすことができました。少しだけ工夫することによってより快適に過ごすことができ、それが省エネにつながりました。電気を使いすぎることで二酸化炭素の排出量を増やし、地球温暖化になることはよく知られています。ひとりひとりが今すぐできることからはじめなければなりません。結局三月の半ばに開店セールでエアコンを購入しましたが、この夏もいろいろと工夫することで電気の使用量を減らそうと思っています。また電気だけではなく節水や、車のガソリン使用量を減らす努力をすることも地球温暖化防止のために必要なことです。努力すると結果が伴うので省エネもなかなか楽しいものです。

2008年 高円宮賞(中学生部門)
兵庫県 中学校2年 中西 達彦